東京オリンピック候補 ケンブリッジ飛鳥選手
ケンブリッジ飛鳥選手は2020年開催の東京オリンピックで短距離種目出場が予定されている日本の陸上選手です。「あすか」という名前の読みは、バスク語の「自由」という意味の単語「アスカタスナ」に由来するそうです。
ジャマイカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフでジャマイカ生まれの大阪育ち、高校3年生時にインターハイ優勝を達成するなど学生時代から実力を発揮、2016年のリオデジャネイロオリンピック、4×100mリレーではチームの銀メダル獲得に大きく貢献しました。
ケンブリッジ飛鳥のプレーの特徴はあの世界最強の陸上選手、ウサインボルトと同じジャマイカの血を受け継いだことによる日本人離れした驚異的な身体能力が生み出す加速の速さです。
2017年4月15日には公認記録とはならない追い風参考記録ながら100m走で9秒98を記録し10秒の壁を破りました。人種による先天的な身体能力の差が大きく影響する陸上短距離走は、近年黒人系選手の独壇場となっていますが、ケンブリッジ飛鳥はこの分厚い壁を打ち破りうる能力を持った数少ない例外として注目されており、東京オリンピックでは桐生祥秀と並びメダル獲得に向けた活躍が期待されます。